県政報告Vol.15 県政の課題を問う 神奈川県議会議員 河本 文雄
神奈川県議会より、平成25年度決算特別委員会委員としての選任を受け、先般、委員会で質疑し、施策の検証と進捗状況を審査致しました。主な項目は以下の通りです。
困難を抱える子ども・若者の支援について
若者支援については、私が相模原市議会議員のときから常に取り組んできた課題であり、県議会でこの支援について求めた一般質問を経て、「かながわ子ども・若者総合センター」の開設に至りました。さまざまな問題、課題を抱える若者が非常に多いなか、神奈川県は全国的にも先進的に取り組んでいるものと、一定の評価をしております。困難を抱える子どもたちに対し相談することのできる窓口は、神奈川県にも当然必要であると考えますが、県民の利便性を考慮すると、相談者が住む身近な市町村に窓口を設置することが最も望ましいと考えます。
当然のことながら、県は市町村と、さまざまな場面で連携する機会があると考えられますので、県民の利便性が向上していくよう、市町村に働きかけ、今後も、取り組みを進めていくことを強く求めました。
子どもが健やかに育つ環境づくりについて
子どもが、生まれ育った環境によって将来が左右されることなく、健やかに成長できる社会を作っていくことは、我々の責務であります。
そのため、安心して子どもを産み育てられるまちにしていくためにも、これから子育てをする親に対しては、妊娠、出産にかかる切れ目のない支援の強化が重要です。特に、子育て専門の相談員を設け、常に身近で支えていく体制を整えることで、児童虐待等の発生抑止にもつながると考えます。県として、広域的な立場からこの体制づくりを推し進めることで市町村が身近な県民のために、この施策を行えるよう、県は積極的に取り組むことを求めました。
防災対策の充実について
防災対策という観点で、学校と地域の自治会が連携を深めることにより「自助」「共助」の心を育んでいくことが重要です。今後も連携の強化を求めました。
また、学校や学年が異なる場合に、災害時の対応に差異が生じることは決して許されないことであります。かけがえのない子どもたちの命を守るという共通認識のもと、統一的な防災教育、防災訓練に対し、積極的に取り組んでいくことを強く求めました。
食の安全・安心の確保を推進する取り組みについて
食の安全・安心における野菜等への農薬使用については、厳正な検査に加えて各種啓発も行っているとのことですが、家庭菜園等で使用する県民の方も安心してもらえるよう、使用量の基準等について農業従事者だけではなく、県民の方に広く啓発を行うべきである
と考えています。この取り組みの実施に当たっては、農業従事者側に加え、消費者団体との連携が必要となります。
また、この取り組みの実施によって、消費者の方々はより一層の食の安全・安心を得られるものと考えられますので、今後、関係団体等との連携をより深めていきながら、更なる啓発に取り組んでいくことを求めました。
本年も皆様方のご意見を賜りながら県民が安全・安心を実感できるよう、県政の課題を問うてまいります。
神奈川県議会議員 河本文雄
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