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障害者施設たんぽぽの家 日々の散歩で防犯対策 「地域貢献」の思いを形に

社会

掲載号:2017年1月26日号

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防犯用のチョッキを着用し、地域を回る職員と利用者
防犯用のチョッキを着用し、地域を回る職員と利用者

 社会福祉法人相模福祉村が運営する障害者支援施設「たんぽぽの家」(田名/赤間芳子施設長)では昨年12月から、利用者との日々の散歩時、職員が防犯用のチョッキを着用して地域を回ることで、犯罪抑止につなげるための取組みを行っている。福祉施設での散歩を防犯に結び付ける今回の試みは市内でも珍しく、同施設では地域貢献の思いも込め、「今後も続けたい」と話している。

 この取組みは、同施設職員が福祉の研修に参加した際、講師の大学教授から同様の活動を紹介されたことがきっかけ。地域との関わり合いを大切にする同施設では、11月に初めて田名地域の清掃活動を行っていたが、日頃の地域貢献への思いをさらに形にできればと、田名まちづくりセンターに防犯用のチョッキの使用を依頼し、これを快諾されたことで取組みを開始した。

 散歩は利用者の日課として午前や日中に行われており、普段は30〜40分、長ければ1時間半ほど、主に施設の周辺や田名の半在家地区、陽原地区などを回っている。基本的には3グループに分かれ、利用者は1グループで多くて10人ほど、職員は2人体制で、「たんぽぽの家」と名の入った蛍光色のチョッキを職員2人が着用。日中は閑散とすることの多い住宅街を意識的に回ることで、空き巣などの防犯対策につなげている。

 同施設では、障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた入居者殺傷事件を受けて、事件後、職員へのヒアリングを実施。夜勤体制などへの不安や悩みがあったことから、その後、位置情報提供・現場急行サービス「ココセコム」を導入しており、これを夜勤だけでなく日中も使用できないかと、今回の防犯用のチョッキにも取り入れ、職員と利用者の防犯強化にも努めている。

 取組みを始めて約2カ月。毎日のように地域を回る中、住民からは「ごくろうさま」と声を掛けられることもあるという。同施設に勤務する山田努さんは「住民の方の目に留まるので、職員も改めて背筋が伸びる。いつもお世話になっている地域へ少しでも還元するべく、これからも活動を続けたい」としている。

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