県政報告Vol.25 地震防災戦略を強力に推進 神奈川県議会議員 河本 文雄
東日本大震災から6年が経過しようとしています。私たちは、この記憶を風化させることなく、地震災害に備えることが必要です。
大正型関東地震が起きた場合、県内での死者は3万人を超えると想定されています。この死者数の半減を目標として、昨年4月から新たな「神奈川県地震防災戦略」がスタートしました。
しかし、この目標を実現するためには、行政機関の取組みだけでは足りません。県民や事業者等の取組みも含め自助・共助・公助が連携し、一体となって減災対策を進める必要があります。
そこで、県では、平成28年度に「市町村地域防災力強化事業費補助金」を創設しました。この補助金は、地震防災戦略に掲げる死者数の半減や消防防災力の強化などの減災戦略を、さらなる実効性をもって進めていくため、その根幹となる自助・共助の取組みや広域的な対応を行う市町村に対して、総額10億円に上る強力な支援をするものです。
住宅の耐震化補助や消防団の車両整備など重点事業
自助・共助に関する支援の状況ですが、個人住宅の耐震化に対する補助、消防団の詰所や車両の整備、自主防災組織の資機材の整備などを重点事業に位置付け、支援しています。新年度の予算案でも、昨年度と同額が計上されています。
さらに、自助・共助の取組みを強化するため、総合防災センターにおける、地震、津波、火山災害の臨場感ある体験施設の整備や、自主防災組織リーダーなどへの教育・訓練プログラムの充実についても計上されており、現在、県議会で審議を行っているところです。
県民の皆さんのいのちや財産を守ることは、何よりも大切です。今後も県政活動を通じて、「県民のいのちを守る」ことを最優先とし、危機管理体制をはじめとした、防災対策のより一層の充実に向けて、取り組んでまいります。
神奈川県議会議員 河本文雄
相模原市中央区東淵野辺
TEL:042-707-8836
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