横浜武道館で3日、女子プロレス大会「スターダム横浜シンデレラ2020」が行われ、相模原市出身の渡辺桃選手(20)が出場した。コロナ対策のため観覧人数を制限しての実施となった同大会。約1000人のファンが会場に駆けつけ、声ではなく拍手で応援した。
渡辺選手の対戦相手は「過去に裏切られたことがある」と本人が事前に語った因縁の相手、ビー・プレストリー選手。さらに王座返上で空位となったSWA世界選手権のベルトもかかった試合となり、渡辺選手はいつも以上に闘志を燃やして試合に挑んだ。開始ゴング直後には場外での交戦に、思わず観客が立ち上がる場面も。30分1本勝負の闘いは両者が技をかけ合い、リングでともにダウン状態になるほどの熱戦となった。そんな戦いを制したのは、プレストリー選手。開始から12分53秒、プレストリー選手の猛進を受けてぐったりした渡辺選手を肩車し、得意技クイーンズ・ランディングで勝負を決めた。
試合後、頭部に氷のうを当てながらインタビューブースに現れた渡辺選手は開口一番、「さすがトップ外国人選手のビー、強すぎたなぁ」と苦笑い。「自分の技を出し切れなかった。いつか必ずリベンジしたい」と悔しさをにじませながら、戦いを振り返った。
今後も女子プロレス界のトップをめざして突き進むと誓った渡辺選手。地元ファンに向けて「相模っ子の代表として必ず這い上がってみせます。応援してください」と変わらぬ闘志を見せた。
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