県政報告 いのちを守り、未来を育む 神奈川県議会議員(公明党県議団)佐々木 正行
県議会第3回定例会で行った代表質問での質疑の一部を報告致します。
心のサポーター養成事業
心の不安や不調に悩む人を支える「心のサポーター養成事業」については、県民に広く募集するよう私が提案し、県は昨年度からモデル事業として研修を実施してきました。この研修は、メンタルヘルスや精神疾患に対する理解が深まり、心の不調を抱える方に寄り添うことの重要性を学ぶことができる有意義な研修です。現在実施している研修は来年度までのモデル事業で、国では「心のサポーター」の養成を令和6年度から本格実施するとのことですが、県ではどのように取り組んでいくのか質問しました。
黒岩祐治知事は「今年度、これまでの県民向けの研修に加え、職域での研修をオンラインで実施し、一度に100人を超える方に受講いただいた。国に対し、こうした工夫を提示しながら、より多くのサポーターを養成できる研修手法の開発を求めていく」と答弁しました。
中小企業のリスキリング支援
企業で働く人々が今後、需要が見込まれる分野の業務に対応していくためには必要な知識や技術を学び直す「リスキリング」が重要ですが、中小企業では研修体制等が整っておらず、取組が進んでいません。今後、県内の中小企業がDXなどを推進する際には、従業員に対するリスキリングが有効な手法です。県には、中小企業向けにリスキリングの相談窓口を設置するなどの提案をしてきましたが、県としてどのように積極的な支援をしていくのかを質問しました。
知事は「中小企業にとっては、どのようにリスキリングをすればよいのかという情報が不足しており、課題となっている。こうした課題を解決するため、仮称だが『かながわリスキリング相談窓口』を設置し、公益財団法人神奈川産業振興センターなどさまざまな関係機関と連携して支援する体制を構築する」と答弁しました。
新型コロナ感染症対策の経験を踏まえた今後の医療提供体制
県は来年度、第8次保健医療計画の策定を控えており、今までの5事業(総合的な救急医療、精神科救急医療、災害時医療、周産期医療、小児医療)に加えて新興感染症対応という項目が加わります。これまでの新型コロナ感染症対策で得た経験を、今後の医療提供体制の構築にどう活かしていくのかを問いました。
知事は「県では、コロナ対策を通じて、40を超える神奈川モデルを構築してきた。コロナ対策で培ったシステムをコロナ対策以外にも活用することを関係機関と調整しながら検討していく」と答弁しました。
神奈川県議会議員 佐々木正行
相模原市中央区相模原
TEL:042-757-6010
www.sasakisite.com/
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