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4月に相模原市青年工業経営研究会(青工研)の会長に就任した 渡邊 将文さん 宮下本町在住 40歳

公開:2014年4月3日

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新たな道へ挑む勇気

 ○…原則42歳以下の経営者らで、市内工業の課題などを討議、研究、発信する団体・青工研の新会長に就任した。中小製造業にとって、厳しい経営環境が続く状況での就任にあたり、新年度のテーマを「己を知り、己を超える〜新たな道への挑戦〜」と定めた。現状をしっかり把握したうえで、新しいことへ果敢にチャレンジする姿勢が大切という思いを込めた。「実践なき学びは、学びではない」。新たに何ができるのかを話し合うだけではなく、任期の丸一年をかけて、具体的に成果を形にする覚悟だ。

 ○…音響設備や自動制御装置などのエンジニアとして長年技術畑を歩んできた。転機が訪れたのは9年前。勤務先の業務縮小により、力を入れていた分野で撤退を余儀なくされる。技術者として歯がゆさを感じる状況の中、耳に届いたのは、「渡邊さんにつくって貰わなければ困る」という複数の取引先からの叫びだった。自分を必要としてくれる人がいる。12年間務めた会社を退職し、市内に(株)MEMOテクノス(緑区西橋本)を起業した。

 ○…忙しく働く中で、心の癒しとなっているのは、10歳の息子とのふれあいだ。休日ともなれば、アルミを溶かしてみたりと、学校の授業にも負けない化学実験を二人で行う。化学と同様、子どもには無限の可能性があると信じる。自分で限界を定めるのではなく、未来に向かって大きな夢を持って欲しいと願う。

 ○…腕は良いが生意気だった20代の頃、「実力があるか無いかを自ら判断してはいけない。人から必要とされる人間になることが大切」と諭してくれた恩師の言葉が忘れられない。起業を決心したのもこの経験があったからだ。青工研は他人のことであっても、会員同士で忌憚のない意見を言い合える文化があることが最大の強みだと胸を張る。今以上に必要とされる企業になるため、会員同士で考えをぶつけあい、新たな道を切り開く。

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