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相模原市民ギャラリーで油彩画の展示を行っている 原 游さん 南区相模台在住 37歳

公開:2014年5月1日

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アートに遊び心を

 ○…油彩画を中心に全国各地や海外でも個展を開くアーティスト。芸術家たちが一堂に会し、作品の売買をするアートフェアや、公共施設をキャンバスに、その場も含めてアートにしてしまうパブリックアートなど活動の幅は多岐にわたる。現在、市民ギャラリーで作品を展示中。キャンバスを顔に見立てた「顔」シリーズとチラシをもとに日用品を描いた「飛ぶ教室」シリーズが展示されている。

 ○…幼い頃は、漫画家になりたかった。藤子不二雄が大好きで、一番のお気に入りは「ドラえもん」。キャラクターの模写など、よく絵を描いて遊んでいた。本格的に美術の世界に飛び込んだのは、中3の時。母親の勧めで美大の予備校に通い出したのが始まり。1日8時間のデッサンは辛かったが、決して辞めなかった。先生の雑談を交えた想定外の視点からの講評が、面白くて仕方がなかった。大学進学後は、周囲のアドバイスもあり油彩画を専攻。次第に現代美術の祖とされるマルセル・デュシャンの作風に魅了されていった。作品の中に笑いを取り入れる作風は自らの創作スタンスのルーツだ。

 ○…無類の声優好き。漫画の付録にあった、多くの声優が出演する朗読劇のCDを、制作中に聞いていたのがきっかけだ。アイドル声優の先駆けといわれる生天目(なばため)仁美さんの大ファン。「ドキドキ!プリキュア」の主役に抜擢された時には自分のことのように喜んだ。声優のCDは長時間に及ぶ制作のストレスを紛らわす最高のおともだ。

 ○…「思いを込めるより、型をずらしてどこまで遊べるかがテーマ」。創作を通して遊び心のある笑いを生み出し、観る人にも楽しんでほしい。その実現のため、多くの人と一緒に作品を作り上げる参加型のアートイベントに力を入れていく。「価値観の違う色んな人の思いもよらない発想が、作品を面白くするんです」。円熟味を増した今も、幼少期の遊び心は変わらない。

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