相模原警察署長に就任した 飯塚 宏司さん 中央区在住 59歳
誰もが頼れる存在に
○…「女性や高齢者、子どもでも、不安を感じることなく安全に暮らせる町に」。麻生警察署、緑警察署に続いて、署長に就任するのは3度目だ。「相模原署は署員数も多い。いろいろな人から意見を求め、聞き入れながら仕事を進めていく」と、柔軟な姿勢を心がけている。過去には相模原署の副署長を務めたこともあり、相模原は馴染みの地。「事故や110番通報の件数も多い。市民の不安を吸い上げ、『困ったら警察に行けばなんとかなる』と頼られる存在でありたい」
○…府中市出身。大学では社会学を専攻し、教員免許を取得した。非行や犯罪に手を染める子どもたちを救いたいと、警察を志した。警察官として、スパイやテロの防止など国を守る「外事」の任務を長らく担ってきた。アルジェリアで日本人がテロに巻き込まれる事件が起こった時には捜査に携わり、懸命に向き合った。「外国でのテロを捜査するのは県警として初めて。大変だった」と回想する。
○…「泰然自若」をモットーとし、何があってもどっしりと構えるつもりだ。警察庁勤務を経験し、慌ただしい中でもしっかりと指揮する上司の姿が理想像となった。署員に対して、「ひと手間かけること」の大切さを伝えている。署員には「人は易きに流れやすく、楽をしたい。その気持ちはわかるけれど、頑張らなければいけない時は頑張ろう」と呼びかけ、士気を高めている。
○…「特殊詐欺の件数は減ってきているものの、1件あたりの被害額は増えている」と管内の課題を挙げる。「インターネット利用者を狙った『サポート詐欺』など手口が変わってきている中、どのように警鐘を鳴らせるか」。市民を守るための対策を模索する日々が続いている。
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