県政報告Vol.17 県政の課題を問う 神奈川県議会議員 河本 文雄
県は、平成27年度に進める10の重点目標を取りまとめました。これにより県民生活が向上するよう、また心が豊かになるよう、しっかりと取組んで参ります。
【1】地震等災害対策の推進
地域防災計画に基づく減災対策を推進し、災害に強い安全な県土づくりを進めるとともに、地震等の災害が発生した際の応急対策を実施することにより、県民の生命、身体および財産を地震等の災害から守る取り組みを進めていきます。
【2】ヘルスケア・ニューフロンティアの推進
ヘルスケア・ニューフロンティア(「最先端の医療や最新技術の追及・未病を治す」を名目に誰もが元気で長生きできる社会をめざす神奈川発のプロジェクト)の実現を加速化させるため、本県が指定されている3つの特区・国家戦略特区(東京圏)、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区およびさがみロボット産業特区を活用しながら、「最先端医療関連産業」、「未病産業」の創出に向けた取組みを展開して参ります。
【3】健康寿命日本一を目指した取組み
「未病を治すかながわ宣言」に基づき、「食」、「運動」、「社会参加」などの取組みを推進し、健康寿命を延ばし、いつまでも元気で生き生きと暮らせる社会の実現を目指していきます。
【4】保険医療体制の準備・充実および福祉施策の推進
団塊の世代が後期高齢者となる2025年(平成37年)に向けて、医療・介護サービスの提供体制を強化するため、消費税増収分等を財源として設置した地域医療介護総合確保基金(医療分)を活用しながら、在宅医療の提供体制の充実や医療従事者の確保などに重点的に取組みます。
また介護予防の取組みなど、高齢者が生き生きと暮らせる仕組みづくりや、障害者が地域で安心して暮らせる仕組みづくりについても着実に推進して参ります。
【5】さがみロボット産業特区の推進
さがみ縦貫道路沿線地域等を対象に生活支援ロボットの実用化を図る地域活性化総合特区「さがみロボット産業特区」を推進し県民生活の安全・安心の確保および地域経済の活性化を図るため、ロボット関連の研究開発、実証実験、関連産業の集積等を促進します。
【6】かながわスマートエネルギー計画の推進
神奈川県再生可能エネルギーの導入等の促進に関する条例に基づき策定した「かながわスマートエネルギー計画」を推進するため、太陽光をはじめとする再生可能エネルギー等の更なる普及拡大、エネルギー利用の効率化およびガスコージェネレーション、燃料電池、蓄電池等のエネルギー高度利用技術ならびに情報通信技術(ICT)の積極的な活用を図り、地域での自立的なエネルギーの需給調整を図る分散型エネルギーシステムの構築を目指します。
【7】子ども・子育ての新たな支援
平成27年度から実施される子ども・子育て支援新制度へ着実に対応しつつ、待機児童対策の一層の推進や多様なサービス等の充実を図るため、市町村などの取組みを支援して参ります。
【8】「県立教育施設再整備10カ年計画」の推進
安全で安心な教育施設の整備を早期に実現するため、県立学校の大規模補強が必要な校舎棟を中心に耐震化工事、老朽化対策工事、設計、調査および仮設校舎等の対策を実施するとともに、入学を希望する児童・生徒が急増している特別支援学校の計画的な整備を推進。併せて、避難所としての役割が期待される体育館の耐震化や教育施設の改修工事等を実施します。
【9】社会基盤整備の推進
県民生活の利便性向上や地域経済の活性化、さらには災害時における県民の安全・安心の確保を推進するため、「かながわのみちづくり計画」に基づき幹線道路網の整備を進めます。また、より効率的、効果的な河川整備を進めるため、県内の中小河川のうち、18河川について「都市河川重点整備計画(新セイフティリバー)」に位置づけ、重点的に河川整備を進めて参ります。
【10】行ってみたい神奈川の観光魅力づくり
「神奈川県観光振興計画」に掲げる神奈川の観光の3つの将来像「何度も訪れたくなる神奈川」「外国人を引きつける魅力あふれる神奈川」「観光で元気になる神奈川」の実現に向けて、地域の魅力づくりをはじめとした各種事業を展開し、観光を通じて神奈川の活力を高めていきます。
今後も皆様方のご意見を賜りながら県民が安全・安心を実感できるよう、県政の課題を問うて参ります。
神奈川県議会議員 河本文雄
相模原市中央区東淵野辺5
TEL:042-707-8836
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