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地域と学生連携で新組織 「ふちのべ大学」開校

社会

公開:2016年3月10日

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方向性やコンセプトについて確認された開校式(上)学生代表の上杉さん(左)と副代表の石川由梨奈さん(青山学院大1年)
方向性やコンセプトについて確認された開校式(上)学生代表の上杉さん(左)と副代表の石川由梨奈さん(青山学院大1年)

 大野北地区にある3大学(麻布大学・桜美林大学・青山学院大学)の学生らと地域住民とがまちづくりや地域の課題解決などの点で協力関係を強めて推進していこうと2日、新組織「ふちのべ大学」を開校した。これまで淵野辺駅北口の商店街・にこにこ星ふちのべ協同組合や大野北地区が主催するイベントで学生たちが運営に関わるケースはあったものの、広域的なまちづくりの観点で各大学の学生同士が連携し合い、地域住民と足並みを揃え、課題解決に向けて活動していくのは珍しい試みだ。

3大学一本化での活動は初

 同組織の学生代表を務める上杉愛海(あゆみ)さん(麻布大3年)と副代表の星野和(いづみ)さん(桜美林大2年)は、1年前から同商店街のイベントに参加するなど地域との関係を築いてきた。2大学ではこのような淵野辺との関わりが多く見られた一方で、青山学院大はこれまで交流が少ないとされていた。こうした中、在学4年間を相模原キャンパスで過ごす地球社会共生学部の学生による有志団体・学生連合が、今後取り組んでいくテーマの一つに「淵野辺との交流」を掲げたことから、同大の林拓也教授が桜美林大に地域交流を元にした学生同士の連携を提案。賛同を得たことにより、3大学の学生代表らと地域住民らでまちづくりを進める新組織の立ち上げが実現した。3大学の学生同士が同じ目的で組織を形成し、共同で活動するのは初めてという。

 2日には、桜美林大学プラネット淵野辺キャンパスで開校式が行われた。式では、相互に利益を享受できる関係を基盤に活動を進めるといった目的や、国際交流と地域密着の意味を掛け合わせた「Glocal(グローカル)」をコンセプトに組織を運営していくことなどを発表。学長に原やすみ氏((株)エフエムさがみ代表取締役)、副学長に萩生田康治氏((株)つるや呉服店代表取締役)が就任することも併せて紹介された。学生代表の上杉さんは活動による「学び」を大切にしていく考えを示した上で、「地域の方に協力してもらいながら地域のためのお手伝いをし、学びを深めていきたい。今後ともご指導のもと、学生たちを見守っていただき、楽しく活動できれば」と抱負を述べた。

 同組織は今後、連携先を増やしながら活動の幅を広げていきたい考えだ。

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