神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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平成29年度自治会等地縁による団体功労者総務大臣表彰を受賞した 坂本 洋三さん 千代田在住 76歳

公開:2017年12月21日

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時代に合せ地域で生きる

 ○…千代田7丁目自治会の会長として長きにわたり地域の舵取り役を担ってきたことが評価された。自治会への加入率は年々低下し、そのあり方や存在意義が問われ始めている昨今。「自治会は地域社会の核」。そう言い切る眼差しは、来年50周年を迎える同会の将来を見据える。

 〇…長崎県出身。転勤で川崎へ。時は、高度経済成長期。新品の自転車が1カ月で錆び、洗濯物は黒くなるほど、町は公害に犯されていたが、世間は見向きもしなかった。石油精製会社に勤めた経験から、公害のメカニズムの見当がつく中、友人や知り合いが病に倒れ、亡くなっていく状況に心を痛めた。「何とかしなくては」。市民グループを立ち上げ、公害反対運動に奔走。「公害三法」の成立を導く一助となった。そんな川崎での経験から、相模原に来てからも世の為、人の為になる地域活動の一つである自治会の活動には自然と足が向いた。「順番が回ってきて」から早18年。耐震強度に問題を抱える自治会館の建て替えに尽力するなど、その手腕で地域を引っ張ってきた。

 〇…無類の映画好き。もっぱら洋画で、10代の頃に観た西部劇がきっかけ。今でこそテレビやDVD鑑賞が多いが、若い頃には封切りを観るため都内に足を運んだこともしばしば。最近気に入ったのは「ダンス・ウィズ・ウルブズ」。タイトルや俳優も気になるが、物語を重視。「面白くないととばして結末だけ観ちゃう」と白い歯を見せる。

 〇…共働き世帯が増え、自治会活動への理解が得られないことも多くなった現代。今後は、イベントの数を極力少なくするなど、役員の負担を減らし、とにかく組織を存続させることに力を注ぐ。地域における人間関係の構築が難しくなった現代社会では、日本人の特性として、組織がなければ、顔の見える地域の実現は難しい。その思いを後世に引き継ぐまでは歩みを止める気はない。

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