県政報告Vol.50 県政の課題を問う 自民党県議会議員 河本(かわもと)文雄(ふみお)
今回は地域の課題についてその一部を報告します。
相模川・境川流域住民に河川情報を普及啓発
気候変動の影響により、近年、大雨による大規模水害が発生していることから、神奈川県では河川のきめ細かい水位情報やリアルタイムの映像情報を県民の皆様にお届けすることで身近な河川の状況を現実的に受け止め、迅速かつ適切な避難行動につなげてもらおうと、現在、危機管理型水位計や簡易型河川監視カメラの設置が進められています。
具体的には河川が未整備のため注意を要する箇所や、学校や病院、福祉施設などの施設が周辺にある箇所への設置が主体となります。こうした取組を周知し、水位情報や画像情報の入手方法を知って頂くため、県はチラシを作成致しました。私は2月の一般質問で、流域住民に自治会の回覧等できめ細かな情報提供が必要だと問い、その結果、8月から県内の流域住民に配布されます。相模川・境川流域住民には、8月1日から7日までの期間で配布します。緊急時に命を守る危機意識の普及啓発は不可欠です。今後もハード・ソフト両面から推進してまいります。
75歳以上のドライバーの認知機能検査を速やかに
年齢が75歳以上になる方は認知機能検査を受検し、その検査結果に基づいて高齢者講習を受講することになっています。予約は講習を通知するハガキに記載されている県内の自動車教習所等に電話予約をするようになっていますが、高齢化により受講者が多く電話がつながりにくい状態になっていて、苦情が相次ぎました。私にも数多くの相談があり、県警に相談したところ教習所に加えて県運転免許センターのほか、市内では県高相合同庁舎で受けられるようになりました。7月12日からは認知機能検査のみが「e―kanagawa」でオンラインでも予約が可能となり、利便性もアップしスムーズな予約が期待できます。今後も混雑の解消に努めてまいります。
県内初の豚熱発生について
7月8日に県では初めて豚に豚熱の感染が確認されました。確認場所は地元の相模原市の養豚場で、県では補正予算を組み、4109頭全頭の殺処分を行いました。
県内で初めてとなる豚熱の発生に伴い、県民が養豚農家に対して風評被害を起こさないための認識として、豚熱は人には感染せず、また豚熱に感染した豚肉が市場に流通することもありません。万が一、豚熱に感染した豚肉を食べたとしても人体に影響はありませんので安心してください。
地産地消を進める上で安全で安心な食を頂けることは決して当たり前でなく、生産者の方々に感謝すべきと考えます。豚熱が発生し、豚の全頭を殺処分した養豚農家は今後、さまざまな苦労があると考えますが、安全で安心な食を多くの方に届けて頂くため、養豚業の再開を心からお願い致します。今回の豚熱の発生を受け、豚熱発生時の殺処分を行う場所の確保など、さまざまな課題が山積していますが、一つでも解決できるよう今後も努力してまいります。
本県も新型コロナウイルスの感染が拡大している中、8月2日から8月31日まで緊急事態宣言が発出されました。感染拡大を防止するためには初心に立ち返り、3密(密閉・密集・密接)を回避し、マスクの着用を確実に行うことによって感染が防止できると考えます。大切な命を守るために、皆様には改めてご協力をお願い致します。今後もさまざまな課題を解決できるよう努めてまいります。
神奈川県議会議員 河本文雄
相模原市中央区東淵野辺5-21-11
TEL:042-707-8836
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