県政報告 いのちを守り、未来を育む 神奈川県議会議員(公明党県議団)佐々木 正行
本年も、新型コロナウイルス感染拡大防止等の対策を図るのはもとより、副議長の職務を通じ円滑な議会運営に努め、委員会などでは質疑等により県の対応を精査し、推進してまいります。今回は防災警察常任委員会での質疑の一部などを報告致します。
高齢運転者の免許更新時の円滑化の推進
運転免許の更新に伴う認知機能検査・高齢者運転講習は待ち期間が長期化するなど受検・受講の予約が依然として取りづらく、私も地元の方からそうした多くの声をいただいています。高齢者運転は年々増える傾向にあることから、委員会で待ち期間の解消に向けた取組の強化を求めました。
県警からは、運転免許センターの敷地内に高齢者への実車指導のための専用コースを昨年秋に新設し、今後更なる受け入れの拡大を図るとの答弁がありました。しかし、相模原市に居住する高齢の方が免許センターまで出向くのには非常に大きな負担が伴います。
そこで、認知機能検査・高齢者講習とも今後、複数の地域で実施場所を設置することや、検査・講習日時・場所を通知はがきで事前に指定する方法のほか、免許センターが予約受付業務を一括で担い、日時・場所の割り振りを行うなど高齢運転者、教習所の負担を軽減するための手続きの円滑化を推進するよう求めました。
コロナ禍の消費者
トラブルの防止に向けて
コロナ禍で在宅時間が増える中、消費生活相談が県の窓口に多く寄せられており、地元の方からもお声をいただいています。「神奈川県内における消費生活相談の概要」によると、インターネット通販でのトラブルや水廻り修理に関する苦情が多く、オンラインゲームで高額な課金を請求されたり、「確実に儲かる」という広告をうたう副業サイトに登録し、手数料などを次々に請求されるケース、高齢者においては悪質な訪問販売により商品を購入してしまうといったものです。とりわけ、通信販売はクーリング・オフ制度が適用できず、注意が必要です。
県には、世代に合わせた情報提供の徹底を図り、今後より効果的な啓発や注意喚起を実施するよう強く求めました。
豚熱における対応
昨年、市内の農場で県内初の「豚熱」が発生。4109頭が殺処分されました。この対応は県市および地元住民、県建設業協会相模原支部の皆さまなどの尽力によるものですが、私も県からの要請を受け、「豚熱」への対応について県と周辺自治会のご理解とご協力が得られるよう、協議の場の設置や処分場所の確保に力を注ぎました。作業に従事した会員の方々に感謝を申し上げます。
本年も地域の皆さまに寄り添いながら、課題解決に向けて全力を尽くす所存です。
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