神奈川県高等学校総合文化祭の神奈川県高等学校書道展と同美術展がさきごろ行われ、向上高校(直理賀一校長)の生徒2人の作品が上位入賞。8月に長野県内で開催される全国高等学校総合文化祭へ出品されることが決まった。
美術部の谷藤さんが高文連会長賞
美術部所属の谷藤ほの花さん(2年)の作品「残暑」は、同展の高文連会長賞を受賞。作品は縦90cm、横120cmほどの油彩で、高校2年という二度と戻らない夏の終わりを人物で表現したという。
「モデルは友人。背景に奥行きを出すのには苦労したけれど、何とも言えない表情が描けたところに満足している。何か賞が取れればいいと思っていたのでうれしい」と喜びを表した。
書道部の足立さんが教育長賞
書道部所属の足立早紀さん(2年)の作品「十七帖節臨」は同展最高位の教育長賞を受賞した。
これは中国東晋の書家・王羲之の手紙を集めて刻印したもので、草書の典型とされる作品。高さ220cm、横53cmの巨大な紙に草書で約1200文字が書かれた大作だ。「草書の特長を活かそうと、滝が流れるようなイメージで書いた。1日に2行書くのが精いっぱいだった。賞をもらえてうれしい」と話した。
全国高等学校総合文化祭は「文化部のインターハイ」と称され、全国の予選を突破した優秀作品が一堂に会する。
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