伊勢原市は、スマートフォンなどを使って119番通報できる新たな緊急通報システム「Net119」の運用をこのほど開始した。
火事や急病、けがなどの緊急時、聴覚や言語の障がいなどで通話が困難な人は、これまで周囲の人に依頼するか、FAXで通報を行っていた。同システムはインターネットを利用し、スマートフォンや携帯電話で通報用ウェブサイトにアクセス。画面で「救急」「火事」などを操作する。GPS機能(衛星測位システム)で通報者の位置情報が特定でき、文字で会話できるチャット機能で現場の状況や病状など詳しい情報を伝えることができる。
2019年6月現在、県内では厚木市、海老名市・座間市・綾瀬市消防指令センターなどで同システムを導入済。登録しておけば、外出先で何かが起きた場合、システムの導入地域内で通報すると、その地域の消防本部や指令センターにつながるため、市消防本部は「もしもの時の安心のために是非登録を」と呼びかけている。
利用には事前登録が必要。対象は市内在住・在勤・在学者で、聴覚や言語機能に障がいがあり、音声での会話が困難な人。消防本部で配布する登録申請書に記入し、直接持参する。申請書は市ホームページからも入手可能。
問合せは市消防本部【電話】0463・95・2119へ。
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