全国的に連日猛暑を記録していた8月、伊勢原市内でも熱中症やその疑いで救急搬送数が増加。今年の夏は、8月31日までに37件が救急搬送された。
伊勢原市消防本部によると、昨年同時期は41件で4件減少。今年は梅雨明けが例年より遅れたこともあり、8月のお盆前までは昨年の半数の15件だったが、その後一気に気温が上がり救急搬送も増加した。
内訳は男性が25人、女性が12人。10歳代から90歳代まで幅広い年齢層で発症している。症状別でみると軽症が25人、中等症が10人、重症が2人となっている。
市消防本部によると、今年の特徴は、屋外が全体の70%と高く、重症者はいずれも屋外で発症した高齢者だったという。「年齢が高くなるにつれ、重症度も上がる。特に高齢者は温度や湿度の感覚が低下し、体の不調に気付きにくいので注意が必要。こまめな水分・塩分補給と、エアコンを上手に活用してほしい」と話す。また「暑さが落ち着いても引き続き体調管理を含め、室内の温度調節を行ってほしい」と注意を呼び掛けている。
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