伊勢原駅北口の階段沿いに昨年誕生した「伊勢原駅観光案内所」が、開所から間もなく1年を迎える。
市観光協会が運営するこの案内所は、郷土の特産物や観光みやげ品を取りそろえ、年中無休で観光客を出迎える。市内のイベント情報なども発信し、観光客だけでなく市民生活の利便性向上にも努めている。
会社員の吉田慎さん(24歳・写真中)は5月21日、大山に登るため仲間と都内からやって来た。大山は初めてという吉田さんは、案内所の従業員・米沢昭雄さん(64歳・同左)に、登山ルートや所要時間、大山登山の注意点などを質問。大山に100回以上登ったという米沢さんならではの詳しい説明に、吉田さんたちは大きくうなずいた。吉田さんは「親身に対応してくれる案内所はありがたいし、とても役立つ」と話す。
案内所には1日に延べ150人ほどが訪れる。「昨今の登山ブームもあり、大山の登山客が多い。『山ガール』という言葉があるように、女性登山者も目立つ」と米沢さん。
案内所の魅力を市観光協会の市川清美さんは「従業員の方たちの人柄」と話す。案内所には観光客だけでなく、近所のお年寄りなども足を運び、従業員と世間話をする。市川さんは「一人暮らしのお年寄りの方も少なくないなか、楽しくお話ができる場は貴重」と話す。
6月から2年目を迎える案内所について市川さんは「より多くの方に利用され、喜ばれる場所であり続けたい」と話している。
案内所は年中無休。午前9時〜午後5時まで営業。
問い合わせは市観光協会/【電話】0463(94)4711まで。
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