大山の魅力を海外にも 外国人の宿坊体験ツアー開催
阿夫利神社下社を見学
国と県、伊勢原市が連携して開催した外国人向けツアー「宿坊体験 エキゾチック大山講ツアー」が11月30日と12月1日に大山地区で行われた。
これは外国人観光客増加を目指して留学生を観光地に派遣し、土地の情報発信や改善点を提案してもらう国土交通省実施の「受入環境整備サポーター派遣事業」を活用したもの。県の「新たな観光の核づくり認定事業」に「平成大山講プロジェクト」が選ばれた背景も重なり、このほど事業開催地に大山が選ばれた。市では、外国人誘客プログラムとして、ツアーをプロジェクトに組み込み、受入環境の整備に役立てる。
参加したのは市の職員や県が運営する「かながわ国際ファンクラブ」の会員など約15人。初日は大山登山やライトアップ見学の後、「おゝすみ山荘」に宿泊した。2日目は町並みなどを見学し、観光地としての大山の魅力や改善点を話し合う意見交換会が行われた。参加者からは「山頂からの景色が素晴らしくて感動した」という感想や、「『クマ出没注意』、『落石注意』などの注意喚起の看板を英語にしてほしい」といった要望が寄せられた。話し合いの内容は、参加者によってフェイスブックやブログなどでも発信されるという。
市商工観光振興課の辻村比呂人さんは「今回の意見を踏まえて、できるところから改善していければ」と話した。
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