市内東大竹出身の落語家、金原亭馬吉さん(35歳)が真打ちに昇進する。落語協会や席亭が審議し、今年7月、馬吉さんに吉報が届いた。真打ち昇進後は馬吉から「馬玉」に改名。来年3月21日からは、東京都台東区の鈴本演芸場で真打ち披露興行が行われる。
馬吉さんは桜台小、伊勢原中、伊志田高に学んだご当地落語家。2000年に金原亭馬生師匠に弟子入りし、03年には二つ目に昇進。その後も寄席で腕を磨き、入門から14年目で落語家の最高位に到達した。
馬吉さんは、「うれしさとプレッシャーの両方を感じております」と話し、「まだスタートラインに立っただけ。しっかりと精進いたします」と気を引き締めた。
喜びの声
「いやあ、うれしいですね」。真打ち昇進のニュースを喜ぶのは、馬吉さんと小学校からの友人という岩瀬茂樹さん(35歳)だ。
岩瀬さんと馬吉さんは、小・中学校が同じで、当時は毎日のように一緒に遊んだ。間近で見る馬吉さんは「真面目で辛抱強く、物事を最後までやり抜くタイプ」だったという。岩瀬さんは「持ち前の性格を武器にこれからも頑張ってほしい」と親友にエールを送った。
「また伊勢原で」
9月3日、馬吉さんは市内桜台にある学習塾に招かれ、落語講座の講師を務めた。講座では技術指導だけでなく、落語「三方一両損」も披露。真打ちの実力に参加者たちは驚いた。今後について馬吉さんは「また故郷伊勢原で落語ができれば」と話していた。
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