市民に交通安全を呼びかける街頭キャンペーンが9月18日、伊勢原駅周辺で行われた。「秋の全国交通安全運動」(9月21日から30日)に合わせて行われたもので、伊勢原警察署のほか、関係団体からおよそ50人が参加した。
当日は市内交通4団体(伊勢原交通安全協会、伊勢原安全運転管理者会、伊勢原青少年交通安全連絡協議会、伊勢原市交通安全母の会)、地域婦人団体連絡協議会、県自動車ディーラー交通安全対策推進協議会、日産テクニカルセンター地域貢献グループ、老人クラブ連合会のほか、高山松太郎市長、渡辺紀之県議もタスキをかけて参加した。
参加者たちは駅利用者に啓発物品を配りながら「交通安全を」、「交通事故ゼロ」などと、1時間にわたって呼びかけた。
「佐藤地蔵」に安全願う
キャンペーンに先がけて関係者たちは、県道伊勢原藤沢線、下谷交差点の脇にある下谷地蔵尊を訪れた。
地蔵尊は1968年5月、同所で大型ダンプカーと激突して殉職した佐藤昌司警部補(当時21歳)の慰霊碑として69年に遺族らによって建てられた。「佐藤地蔵」とも呼ばれ、毎年、警察官や関係者が慰霊に訪れている。
5月3日、自動車同士の衝突事故が同所で発生し、地蔵の一部が破損してしまった。遺族の意向で新しい地蔵に取り替えられることになり、7月から8月にかけて魂抜き、魂入れの祈とうが執り行われた。伊勢原警察署の杉本彰副署長は「交通事故ゼロの社会を目指して一人ひとりが決意を新たにすることが大切です」と話した。
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