県内のプロボウラーとアマチュアが競う「第4回神奈川プロアマチャリティボウリングトーナメント」(主催/神奈川オープン実行委員会)が11月7・8日、小田原市内で行われ、伊勢原ボウリングセンター(久保寺武史支配人/板戸)所属の斉藤琢哉プロ(29歳)が初優勝した。
大会にはプロ・アマ合わせて240人が出場した。日本プロボウリング協会年間ランキング19位の琢哉さんは7日の予選、8日の準決勝を順当に勝ち上がり、決勝戦では実兄でプロの祐哉さん(31歳)と対戦。大きなミスもなく終始優位に試合を進めた琢哉さんに軍配が上がり、出場4回目で念願の頂点に立った。
「優勝した経験を次のステップにつなげていきたいです」と琢哉さん。プロボウラーとして公式戦通算10勝、準永久シード選手の父・正典さん(67歳)も「優勝という結果を励みにコツコツと努力を続けてほしい」とエールを送る。
一家全員がプロボウラー
母・悦子さん(59歳)、弟・征哉さん(24歳)も合わせ、5人全員がプロボウラーという斉藤一家。2歳の時にボウリングを始めた琢哉さんは、父の背中を追って2009年にプロテストを受け合格した。現在は、伊勢原ボウリングセンターに所属し競技と仕事を両立。同センターの久保寺支配人は「仕事熱心でお客様からの信頼も厚い」と、その人柄を評価する。
今後の目標は、11月26日から埼玉県内で開催される全日本選手権での上位入賞。この大会には年間ランキングの上位96人が出場を予定している。「難しい大会になると思いますが、自分のプレーを通じてボウリングの楽しさを一人でも多くの方にお伝えできればうれしいです」
プロボウラー一族の血を引く、若きサラブレッドの挑戦は続く。
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