土の説明を受ける参加者たち
新東名高速道路の建設工事に伴う事前調査として２００７年４月から発掘調査を進めている西富岡・向畑遺跡を、一般の人に公開する発掘現場見学会が11月21日に行われた。
普段は見ることができない発掘調査の結果を知ってもらおうと毎年行われている同見学会。当日は市内外からおよそ１８０人の参加者が集まり、石器製作跡や住居跡などを見学した。
会場では旧石器時代の石器群や炭化物、縄文時代後期の敷石住居の跡、中世から近世にかけての屋敷の跡を見学したほか、これまでに出土した下駄などの遺物も紹介された。
見学後は本物の土器の模様を和紙に写し取る「拓本」の体験も行われた。体験した参加者からは「目では確認できないような模様も見ることができて楽しい」という声が聞かれた。
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