市内西富岡にある旧堀江邸で11月25・26日、「文化財フェスタ2017・秋〜浮世絵!お神酒粋!大山こま!〜」が開催された。
大山詣りの日本遺産認定を機に今年3月に初めて行われた同イベント。2回目となる今回は、1950年代まで利用していた「足踏みろくろ」が復元され、初めて一般公開された。
この「足踏みろくろ」は、市の無形民俗文化財に指定された「大山こま製作技術」を記念し、市内の大山こま製作者らが協力して復元したもの。現在の電動ろくろ導入まで実際に使用されていたもので、1976年にメキシコで行われた第7回世界工芸会議にも日本代表の郷土民芸として持ち込まれた。今回、職人の高齢化が進む中で、元気なうちに復元したいとの思いから分解保存されていた部材を集めて記憶を頼りに組み上げられたという。当日は会場2階に設置され、職人が実際にコマを作る姿に多くの見物者が足を止めた。
また会場では市内に現存するお神酒枠3基と浮世絵、新東名建設に関連して発掘調査が行われた成果などを展示。まが玉作りや、会場内を回りクイズに答える謎解きゲームなどもあり、家族で楽しむ姿も見られた。厚木市から訪れたという親子は「ゲームも達成できて楽しかった。また遊びにきたい」と笑顔で話した。
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