振り込め詐欺を未然に防止した功労に対して、伊勢原警察署(岩田雅明署長)が12月12日、警察署内で感謝状を贈呈した。
感謝状が贈られたのは中南信用金庫伊勢原支店(遠藤敏明支店長)と職員の原優夏さん(20歳)。
11月28日、市内在住の74歳の女性が慌てた様子で窓口を訪れたため、不審に思った原さんが声をかけた。すると「中南から店舗に来るように電話があった」と答えたことから、すぐに上司に報告。職員をかたった詐欺だと判明し被害が未然に防げたという。
伊勢原署によると「今回の件はキャッシュカードを作り替えさせ、後から暗証番号を聞き出す手口ではないか」と分析している。原さんは今年5月にも詐欺を未然に防いでいて今回で2回目。「現在は窓口業務から離れたが、これからもお客様とコミュニケーションを取るように努めたい」と話した。
大学生もお手柄
また6日には、産業能率大学サッカー部に所属する上長次郎さん(4年)、植田涼吾さん(3年)、河西真さん(3年)の3人に感謝状が贈られた。これは必勝祈願のために大山を訪れていた3人が、父親と登山に訪れ、下山中に転倒して意識を失った女児を救助したことに対するもの。3人は女児を背負い、協力して救助隊に引き継いだ。伊勢原署は「3人の背負い搬送がなければ女児の病状に悪影響を及ぼした危険性は高い。功労は多大」と評した。代表して感謝状を受け取った同部主将の上長さんは「早く下山することだけ考えていた。無事でよかった」と話していた。
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