市内西富岡の成城学園伊勢原総合グラウンドで1月11日、県外などから消防防災ヘリの受入れを行う「緊急消防援助隊航空小隊受援訓練」が実施された。
これは、県内の消防力では対応しきれない大規模災害の発生時に、全国から支援にやってくる緊急消防援助隊の消防防災ヘリコプターを円滑に受け入れるために県安全防災局と合同で行われたもの。県内には成城学園伊勢原総合グラウンドをはじめ、5カ所に「フォワードベース」と呼ばれる駐機拠点があり、昨年9月には平塚市でも同様の訓練が実施されている。
訓練は横浜市の2カ所にあるヘリポートと同時に行われ、横浜市消防局と東京消防庁が協力。消防ヘリが横浜市のヘリポートで指令を受けて伊勢原のフォワードベースへ。ベースでは市消防職員が受け入れ態勢を整えた。2機の消防ヘリを無事に受け入れて訓練は終了。当日は伊勢原消防本部から40人が参加。ほか厚木や秦野など、近隣の消防本部からも多くの消防職員が見学に訪れた。
市消防本部・警防救急課の小澤正消防司令長は「今後インターや主要幹線道路もできる伊勢原。しっかりと受け入れ態勢を作りたい」とコメント。県安全防災局の畑勇介さんも「有意義な訓練ができた。問題点を次に活かし、引き続き対応していきたい」と話した。
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