文化財フェスタ2018が9月29日(土) ・30日 (日)の2日間、旧堀江邸(市内西富岡1214)で開催される。
大山詣りの日本遺産認定をきっかけに2017年から開催されている文化財フェスタ。期間中は市指定文化財の大山能狂言の装束や大山こま製作技術の手順などが紹介されるほか、大山寺をはじめ数々の寺社を手掛けた名工・手中明王太郎の大工道具が市内イベントでは初めて公開される。
手中明王太郎
室町時代から昭和初期まで400年にわたって世代継承されてきた手中家。代々「明王太郎」の名を名乗り、大山寺の普請(建築など)の際には必ず棟梁を任されたと伝えられている。
また大山寺以外にも神奈川県内にとどまらず、多数の社寺や神輿の製作に携わった一流の宮大工であったとされ、その大工道具は江戸期に制作されたものも含め、約300点が現存しているという。1991年に伊勢原市の指定文化財になっている。
市教育総務課は「今回300点ほどの中から数点の道具を紹介させて頂く。大工道具は実用品のため、後世に遺る例は希少で大変貴重な資料といえます」と話している。
イベントが多数
当日会場には市民団体による調査・研究成果が展示されるほか、手中明王太郎の大工道具の解説(29日午前11時〜/午後1時〜)、「神木のぼり」(30日午前10時30分〜雨天中止)、「大山能狂言」装束の解説(30日午前11時〜/午後1時〜)などが行われる。
また子どもたちも楽しめる体験型イベントとして「まが玉づくり」や「リアル謎解きゲーム」も行われる予定。
時間は両日とも午前10時から午後3時まで。
問合せは市教育委員会 /【電話】0463・94・4711
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