鈴木さん（右）と山本さん（提供写真）
市内東成瀬在住の鈴木ちひろさん（22）がこのほど、シルク・ドゥ・ソレイユのモナコ公演に、一輪車のパフォーマーとして出演した。
鈴木さんは東海大学体育学部の４年生。小学３年生から一輪車をはじめ、伊勢原一輪車クラブを経て、現在は新百合丘一輪車クラブに所属する。全日本大会では、ソロで１回、ペアで２回、日本一に輝いた実力の持ち主。
シルク・ドゥ・ソレイユは、昨年のサウジアラビア公演に続き、２回目の参加。今年の春に、ディレクターからメールでオファーがあり、「もちろん、行きます」と、すぐに返事をして、母親には事後報告だったという。
鈴木さんにとってシルク・ドゥ・ソレイユは、「憧れの舞台」。８月１日に出国し、３週間にわたってチームに参加。慣れないフランス語でのコミュニケーションに苦労したという。
５日間のモナコ公演本番では、静岡県在住の山本夏夢さん（22）とペアを組み、「流れる波を描く」をコンセプトにした約４分間の一輪車での演技を披露。このほかに、公演のＰＲを兼ねたストリートパフォーマンスなどにも挑戦した。
鈴木さんは「今回のショーの作品は、物語性があり自分自身楽しみながら演技ができました」と感想を語る。活躍の様子は、モナコ国内の新聞でも報じられた。
大学入学時からの目標を叶えて、卒業後は幼児スポーツクラブの指導者としての道へ進む鈴木さん。「これからもさまざまな挑戦をしていきたい」と目を輝かせた。
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