グランドホテル湘南で先月29日、中央大学学員会藤沢支部「藤沢白門会」(片岡久興会長)の創立15周年記念新春の集いが開催され、北朝鮮拉致被害者の蓮池薫さんを招き、特別講演が行われた。
蓮池さんは「絆と夢」をテーマに講演。1976(昭和51)年に中央大学に入学、78年の夏休みに新潟県柏崎市の海岸で、北の工作員と屈強な戦闘員らに拉致、暴行後、袋に押し込まれ、ボートで連れ去られたと赤裸々に告白。蓮池さんは24年間にもおよんだ北朝鮮での厳しい生活、日本政府との交渉による2002年の一時帰国やその際の北に残してきた家族への思い、後の家族との再会の喜びなどを切々と語った。
蓮池さんは帰国後、新潟産業大学で韓国語の非常勤講師などをしながら中央大へ復学。08年に32年の歳月をかけ、同大を卒業した。講演後、会場の参加者から大きな拍手が沸き起こっていた。
講演に続き行われた新春の集いでは、同会から藤沢市に車椅子の贈呈、お楽しみ福引会や校歌・応援歌の合唱など、会場は大いに盛り上がりをみせた。
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