東日本大震災を受けて、今年3月に「日本酒義援金プロジェクト」が発足した。これは藤沢市で純米酒、焼酎の専門店を営む藤沢とちぎや(市内本町)の平井順一店主らが中心となり、始められたもの。
「飲むたびにわき出る元気を被災地へ」をスローガンに、神奈川県からスタートした同企画。酒蔵、酒屋、飲食店、飲み手が一体となり、それぞれが義援金を負担、日本酒一升を飲みほすと500円が被災地に送られる仕組み。対象の店舗や商品には、オリジナルのシールが貼られている。
平井店主は「今回の震災では息の長い支援が必要。みんなが無理なく協力できるこのシステムは、酒業界ならではだと思う」と話した。当初作成したシールは5000枚で250万円の義援金を見込んでいたが、賛同者は増加し、全国展開へ。2000万円の寄付を目標とする。協力者は、5月29日現在で酒蔵が56社、酒販店は275店。飲食店は420店で、市内では約15軒が参加中だ。
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