藤沢市民会館小ホールで17日、子育てや絆、命の尊さなどを描いたドキュメンタリー映画「うまれる」が上映され、親子連れが多数来場、感動の物語に涙を流す人が後を絶たなかった。
これは、地域から子育てのコミュニティづくりを発信し、親子活動を展開する子育ての会「ベビーぴよぴよ(主宰・宗藤純子さん・藤沢市桜が岡)」が自主上映したもの。宗藤さんは、製作段階からこの映画に注目しており、「ぜひ藤沢市民にこの映画を知ってもらいたい」との思いから上映にこぎつけた。自身も高3の娘と小5の息子を持つ宗藤さんは「母としても色々な事を感じるが、どんな世代の心にも響く映画」と話した。
映画は、虐待の経験などから親になることに戸惑う夫婦や、完治しない障害を持つ子を育てる夫婦などが実際に出演するオムニバス形式。同映画の豪田トモ監督は「自宅でDVDを観るのも良いが、地域で上映することでつながりが生まれる。絆を語り合う場所にしてもらい感謝している」とした。
チケットは前売りのみの250席ですぐに完売していた。当日は、母親の膝の上で泣き出す赤ちゃんも多かったが、スクリーンには「赤ちゃんの泣き声もBGM」と語りかけるテロップが流れ、映画の内容に感極まる夫婦の姿も見られた。
来場者からは「ずっと観たかったけれど、都内までは行けない。藤沢で上映してくれてありがとう」といったメッセージが寄せられていた。
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