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熱い「職人魂」胸に 仕事を通じ成長し続ける─府川英史さん 田中正人さん
人と技術が財産の会社―(株)三幸工業(藤沢市湘南台/小久保欣三社長)は、1970(昭和45)年の創業以来、高い技術力と確実な納期、そして小回りのきく機動性で信頼関係を築き上げてきた。同社が手がけるのは、発電所のメンテナンス。火力発電所や原子力発電所に備え付けられている大型タービンの保守や点検を行っている。
「次世代へ技術を引き継ごう」と人材育成にも注力している同社。ドイツのマイスターのような職人集団を作るのが目標だ。ベテラン社員がマンツーマンで技術指導するのでしっかりとした技術が身に付けられる。
全くの未経験からスタートした入社7年目の府川英史さんと田中正人さんは、5年で独り立ちし、今では現場を任されるまでに成長した。「最初はついていくのに精一杯でした」と当時を振り返る。しかし、先輩社員からの励ましの言葉や、お客様から感謝される喜びを知り夢中になっていったという。「任されることは嬉しい。周りのことを把握しつつ、安全かつ迅速に指揮を執らなければいけない。責任感が違う」。持ち歩くものは、図面と工具と職人魂―2人から熱い「職人魂」が伝わってきた。
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