藤沢湘南台病院(鈴木紳一郎理事長)は今月1日、市内2棟目となる緩和ケア病棟を開院した。
これは、現代医学でがんそのものを治療することが難しい患者を対象とし、「痛み」「不安」「恐怖」などを緩和し、少しでも自分らしい日々を送ることができるよう支援するもの。
患者が家にいる時と同じような生活ができるよう、家族の付添は24時間可能(個室の場合のみ)、散歩、入浴などによる気分転換、窓越しに富士山が見える部屋で、患者と家族の心身が癒されるケアを提供する。
同院では「緩和ケア病棟に入院したい」という地域のニーズに対し、病棟が少ないことを危惧。10年以上前から緩和ケア病棟の設置を構想していたという。
「緩和ケアと聞いてマイナスのイメージを持つ人もいるが、自宅に近い環境で治療やケアを実施でき、症状が安定したら退院や在宅看護へ移行できる。選択肢の一つとして、ぜひ知ってもらいたい」と同院は話す。
建物は地上3階建て。1階が外来、日帰り手術室、化学療法室。2階は会議室、研修室、緩和ケア病棟専用機械浴室で、3階が緩和ケア病棟となっている。
11床の個室と4床室2部屋、計19床。16人の看護師と2人の医師、全国的にも数少ないがん看護専門看護師が1人配置されている。
問合せなどは藤沢湘南台病院緩和ケア病棟入院相談窓口【電話】0466・44・1451まで。
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|