藤沢市はこのほど、7月に実施した「津波対策避難訓練」に伴うアンケート結果報告書を公表した。これは訓練当日に実施したアンケート調査の結果をまとめたもので、参加した約2万2千人のうち、5359世帯、6140人が回答した。
同訓練は、相模湾沖を震源としたM8・5の大地震が発生し、第二波以降で最大10・7mの津波が沿岸部に押し寄せることを想定。10分間で安全な高台まで避難できるかを調べるために行われた。
アンケート結果では「防災の意識が高まり、良かった」とする意見が1082件あった反面、「実際の避難に不安を感じる」「防災行政無線の改善を図ってほしい」などの意見もあった。
「10分間で安全な高台や津波避難ビルまで避難できたか」の問いにはおよそ1割の人が「到達できなかった」と回答した。10分で避難できなかった人のうち、約7割は15分以下で避難場所にたどり着いたものの、20分以上かかったという人も1割近くいた。また、今回の訓練では津波避難ビル内部へは立ち入りを行わなかったため「実際に状況を確認しておきたい」との声もあった。
市災害対策課は「アンケート結果を津波避難に関する現状把握と今後の災害対策に活かせれば。地域防災計画や津波ハザードマップなどに反映していきたい」とした。訓練は今後も継続して行っていくという。
アンケートの結果は藤沢市のHP、市役所受付案内、各市民センターなどで閲覧できる。問・同課【電話】0466・22・0700
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
郡の中心から商業の街へ「長後」5月3日 |
|
|
|
<PR>