「ポイ捨てをなくして、藤沢で一番きれいな町内にしたい」―。美化ネット本六(石橋明則代表)がこのほど、県道43号線沿いの藤沢市本町3丁目付近にスタンド型灰皿6台(高さ約60cm)を新設した。灰皿の清掃や管理も同団体が行うという。
この地域は、以前からごみや吸い殻の投棄が多く、同団体は以前から空き缶を使った簡易灰皿を設置していた。しかし「錆びた空き缶を使った手製の灰皿では、それ自体が景観を損ねる」という理由で新設を検討。(公社)食品容器環境美化協会の市民活動支援事業「まち美化アダプト・プログラム」からの助成金を受けて、今回新しい灰皿を購入、設置した。灰皿設置の費用として助成されたのは、6台分で5万1千円。
同プログラムでは昨年9月に、環境美化を行っている全国の団体から、助成金の申請を受け付けていた。応募した37都道府県543団体のうち、審査を通過して支援を受けたのは35団体。また藤沢市からは美化ネット本六と「湘南の散歩道をきれいにする会(林正詔代表)」の2団体が申請を受理された。
美化ネット本六は「藤沢で一番きれいな町内にする」ことを目指し、2008年に設立。現在は18人の会員が、本町周辺の道路約8Km、公園など約300平方メートルの範囲で活動。歩道や公園に空き缶を使った吸い殻入れ42個を設置し、定期的な清掃を行っているほか、街路樹周辺への花の植え付けなどを行っている。
また同団体によると、特に県道沿いの飲食チェーン店前のマンホールや排水溝には、多くの吸い殻が捨てられていたという。「店内が禁煙ならば、店の前に灰皿の設置を」と店側に提案したものの、交渉は難航。現在は店舗の周辺に、同団体の管理するスタンド灰皿が置かれている。
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