やまゆりポーク生産者協議会(西山國正会長)は2月22日、藤沢市立長後小学校に「やまゆりポーク」42kgを寄贈した。贈られたのはもも肉やこま切れなどで、給食メニューとして「すき焼き風煮物」に調理され児童に振る舞われた。
西山会長は児童に目録を手渡した後、4時間目の家庭科と総合学習の授業で特別講師として教壇に立った。6年生の児童4クラス158人を前に、豚肉や養豚業について話した。
授業ではスライドを使ってわかりやすく解説。「藤沢にいる豚の数は」などのクイズが出題され、「1万7000頭」という正解が発表されると、数の多さに驚きの声があがっていた。また、温度調節に気を遣う豚の飼育の様子や、親豚からは平均して12頭の子豚が生まれ、半年ほどで100kg以上に成長し出荷されることなどが話された。
授業の最後に設けられた質問コーナーでは、「一日にどれくらいの豚が出荷されるのか」「1頭からとれる肉の量は」「えさは一日にどのくらいの量を食べるのか」など、子どもたちは競うように挙手をして疑問をぶつけていた。
西山会長は「『いただきます』は『命をいただく』ということ。味わって食べてもらい、地元の養豚へ興味を持つきっかけにしてもらえたら」と語った。
この催しは市内の小学校に藤沢産の豚肉を寄贈し、給食メニューとして味わってもらうことで、養豚業に理解を深めてもらおうと行われている。2009年度から始まり、今年で4回目の実施となった。
やまゆりポークは神奈川県内で13戸の養豚農家が生産する銘柄豚肉。藤沢市内では3戸の養豚農家が生産している。大麦とビタミンEを配合した専用飼料で育てることで良質な肉質の豚肉となるという。過去6回、農林水産大臣賞に輝いている。
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