来場者からは率直な意見や要望などが挙がっていた
神奈川県議会（竹内英明議長）の「議会報告会」が３月７日、ＪＡさがみ本店（藤沢市湘南台）で開催された。議会が県庁を離れて報告会を行うのは初めての取り組み。
当日は「農林水産業の振興」をテーマとして、前半に「経済活性化特別委員会（国松誠委員長）」が開かれ、後半では「意見交換会」が行われた。竹内議長や笠間茂治副議長、同委員会の県議14人や県庁の行政担当者らが参加。一般では63人の市民が来場し、興味深そうな面持ちで熱心にメモを取りながら傍聴し、意見交換に参加した。
前半では２０１３年度の農林水産業関係予算や、１次産業である農林水産業を２次・３次産業と一体化して活性化を図る「６次産業化」についての説明などが行われた。また「かながわ農林水産ブランド」について、県議が行政担当者に質問するなど、テーマに沿った答弁も行われた。
後半では、来場者から議員に対して「新規就農者のためにも、用水の整備をしっかりしてほしい」「放射能の風評被害があるので、対策を取ってほしい」など、１次産業の現場の声が積極的に投げかけられていた。さらに「今後は常任委員会でも開催を」など、取り組み自体への意見もあった。
国松委員長は「予想していたよりも、活発で有意義な報告会が開催できた。個人的には、今後も同様の取り組みを続けていければと思う」と語った。
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