第9回藤沢オペラコンクール(主催・藤沢市みらい創造財団ほか)の本選が3月16日、藤沢市民会館大ホールで行われ、小林大祐さんが第1位に輝いた。第2位に伊藤晴さん、3位に吉村華織さんが選ばれ、狩野賢一さん、三戸大久さん、杉山由紀さんが奨励賞に入った。
小林さんはヴェルディの「『ファルスタッフ』おい!小姓!名誉だと?この泥棒めが!」と「『オテロ』無慈悲な神の命ずるままに」を披露。表現豊かに豊富な声量で歌い上げ、栄冠を手にした。
伊藤さんはマスネの「『マノン』私はまだぼうっとしているの」、プーランクの「『ティレジアスの乳房』いいえ、旦那様」、吉村さんはドニゼッティの「『アンナ・ボレーナ』私の生まれたあのお城」、マスネ「『ル・シッド』泣け、泣け、我が眼」を歌った。
岩井宏之審査委員長は「オペラ独特の表現が身についている出場者が多く、審査が楽しかった。一日一日、自分の芸術に磨きをかけてもらいたい」と話した。
新進声楽家の才能の発見と藤沢の音楽文化の発展を目的に1992年に始まった同コンクール。今回は114人が応募し、第一次予選、第二次予選を突破した13人が本選に出場した。
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