明治郷土史料室 逸材を輩出した「耕餘(こうよ)塾」展 生徒名簿3冊を初公開
明治市民センター2階の「明治郷土史料室」では、開設5周年を記念して「見て聞いて知ろうよ『耕餘塾』展〜小笠原東陽と耕餘塾〜」が開催されている。午前10時から午後4時(月曜休館)。7月31日(水)まで。
「耕餘塾」は、明治時代に羽鳥村で開かれた私塾。1872(明治5)年、羽鳥村の三觜八郎右衛門が教育普及のために、儒学者・小笠原東陽を招いて開設した「読書院」が始まりとされる。資料によれば、漢学や英語、西欧史など、当時としては相当高いレベルの教育が行われたという。
同塾には11歳から15歳まで学んだ元首相の吉田茂氏や、「味の素(株)」の創設者・鈴木三郎助氏などが在籍。各方面で活躍する政治家や実業家、教育者を輩出している。
展示会では、初期の生徒名簿3冊を初めて公開。そのほか吉田茂氏直筆の掛け軸や同塾の復元模型、使用された教材が展示されている。同史料室運営委員会は「耕餘塾について知らない人も多い。たくさん来場してほしい」と話した。
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