(一社)神奈川県洋菓子協会主催の作品展「Cake Show Kanagawa2013」が6月4日横浜市で開催され、藤沢市大庭の「とろわふれーる」(横瀬将也代表取締役)から3人が出場し、見事3人そろって受賞した。
巧みにアメ細工を表現
数ある部門の中でも、上級者が出場するという「ピエスアーティスティック部門」に出場した田中直之さん(37)。全体の50%以上をアメ細工で制作しなければいけない同部門で、田中さんは最も優れた作品に贈られる「日本洋菓子協会連合会会長賞」を受賞。同部門には過去4回出場しており、昨年は銀賞だった。雪辱を晴らすも、「取りにいったわけではなく、結果1位だった。今回の結果に満足せず、もっとレベルアップを図っていきたい」と謙虚に語る。田中さんは、過去に小型工芸部門、マジパン部門にも出場しており、1位に輝いている。
洋菓子協会会長賞と県議会議長賞のW受賞
伊勢谷春弥(はるみ)さん(24)は、小型工芸部門に出場。同部門1位にあたる「神奈川県洋菓子協会会長賞」と、全ての部門の受賞作品の中から選定され、優秀賞にあたる「神奈川県議会議長賞」をダブルで受賞した。
食べられる素材であれば何を使ってもよいという同部門。伊勢谷さんは「クリスマス」をテーマに、ツリーの飾りまでを繊細に表現した。「パーツがたくさんあるので大変だった。仕事が終わってから制作にあたり、2カ月くらいかけて仕上げた」と吐露する。昨年も同部門に出場し、金賞だった伊勢谷さん。「今まで最高で金賞だったので、びっくりしたけれど本当に嬉しい」と満面の笑みを見せた。
3年連続の入賞
砂糖とアーモンドをペースト状にした粘土細工を使用する「マジパン部門」で金賞に輝いた山崎康平さん(28)。同部門には3年連続で出場し、昨年、一昨年と「神奈川県知事賞」を受賞、3連覇がかかっていた。金賞受賞にも満足せず、「3連覇を狙っていたので悔しい。来年も出場して、また1位を取りたい」と今から意欲を燃やす。山崎さんは「サーカス」をテーマに制作。「ピエロを作ってみたかった。一番こだわったのはライオンのたてがみ」。そう話すように、たてがみの1つ1つが丁寧に作られている。
横瀬代表は「毎日夜遅くまで残って頑張っていた。普段の仕事の積み重ねが、受賞につながったのだと思う」と3人の栄誉を称えた。
なお3人の受賞作品は、同店に展示されている。
=関連に人物風土記
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