全国目指し 強豪集う 山岳競技 ブロック大会
山岳競技には、ロープを使って約12mのボードを登る「リード」と、約5mのボードに3本から5本設けられた既定のルートで、制限時間内の完登本数を競う「ボルダリング」の2種類の種目がある。全選手が両方の種目に参加し、チームの合計成績で順位が決められる。
選手たちは成年女子、少年男子、少年女子の各種別に分かれ、それぞれ2から3チームの全国大会出場をかけて競い合う。
国内で30万人が競う
山岳競技が国体の正式種目となったのは、1980年の第35回大会から。藤沢市山岳協会によると、当初は天然の岸壁を使った競技だったという。国体では約10年前から、世界的に主流となっていた「スポーツクライミング」形式に移行。
スポーツクライミングは2020年五輪の新規種目候補にもなり、世界的に盛んなスポーツ。国内の競技人口は約30万人で、08年の「ボルダリングワールドカップ」では日本人の野口啓代選手が優勝するなど、日本は強豪国の一角だ。
しかし今回の関東ブロック大会には、藤沢市出身の出場選手がいない。市内の競技活性化のため活動する、藤沢市山岳協会の東昭一会長は「観戦した人が興味を持って、競技を始めてくれれば。その中から国際的な名選手が現れたら理想的」と語った。
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