善行地区の歴史や史跡、風習などを紹介したガイドブック「ぜんぎょうを知ろう!ふるさと再発見〜善行の古道を歩いて名跡を訪ねる〜」(A4版・オールカラー64頁)が5月12日、発行された。善行市民センターや市内図書館などで閲覧できるほか、市のHPでも全頁が公開されている。
冊子では善行神社など寺社仏閣のほか、市内で初めて先土器時代の遺跡が出土した「稲荷台遺跡」など、地区内に残る史跡や名跡を豊富な写真で紹介。特に「善行寺」の項では、地区名の由来とされているものの、実在したという証拠は発見されていない「幻の寺 善行寺」にまつわる歴史や仮説を、多くの資料から詳細に解説している。また、現在も行われている民間信仰「庚申講」「念仏講」の取材手記も掲載し、善行の文化を広くまとめあげた。
官民協働で発行
冊子の元となったのは、同地区在住で地域の歴史や文化を研究している山下健(たけし)さん(73)が、約3年前から作成してきたレポート。この研究を知った同地区郷土づくり推進会議が、官民協働の「ぜんぎょうを知ろう」事業の一環としてガイドブックの制作を企画し、同市民センターが印刷や製本などで協力して、500部を発行した。
山下さんは「読めばきっと、もっと善行が好きになると思う。多くの人に見てもらえれば」と語った。
問い合わせは同市民センター【電話】0466・81・4431へ。冊子公開アドレスは【URL】http://www.city.fujis
awa.kanagawa.jp/zengyo-c
/page100018.shtml
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