児童養護施設などの退所者支援などを目的とした新たな拠点となる「あすなろサポートステーション」(辻堂2の5の10の301)が7月1日にJR辻堂駅南口にオープンした。
神奈川県からの委託を受け、茅ヶ崎市の社会福祉法人 白十字会林間学校が運営を行う。
中学校や高校を卒業して自立のために施設を退所した児童や生徒は、慣れない一人暮らしや就職などでトラブルを抱えることも多く、公的なサポートもこれまで得にくい立場だった。この課題を解決しようと県では自立や安定就労に向けた支援を行うアフターケア事業を2011年度から開始。横浜と川崎を除く県域では同ステーションが初の施設となる。
あすなろではスタッフが面談などを通じて社会生活に定着できるようアドバイスや情報提供を随時行う。この他にもサポーター的な人材を県内の児童施設などに配置して、退所前児童の自立能力の向上も図っていく。
7月2日には県や藤沢市、茅ヶ崎市の福祉行政関係者を招いた見学会が行われた。藤沢からは鈴木恒夫市長や市議らも訪れ、施設見学を実施。
あすなろの代表を務める前川礼彦さんは「住み込みなどで社会生活を送る退所者は全員が順風満帆ではないのが現状。これまで退所者を支援する仕組みが弱かったが、あすなろを足場にしてしっかり自立できる取り組みを行っていきたい」と話している。
同ステーションに関する問い合わせは【携帯電話】070・6522・1166へ。
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