パートナーシップ善行 網戸張り替え、見守りも
「生活支援の依頼を受けて家に行ってみると、網戸が破れている家が結構あるんだよ」。善行地区で高齢者世帯の生活支援などを行うボランティア団体「パートナーシップ善行」(齋藤義治代表)がこうした状況を受け、無料で網戸の張り替えをはじめて8年―。今年も夏本番を前に、30軒の張り替えを終えた。
対象は70歳以上の夫婦または1人暮らしの世帯。6月下旬に3日間の申し込み期間を設け、先着順で受け付けたが、今年は初日で定員に達した。
張り替えは1軒につき、3枚まで。8年間で張り替えた網戸は約560枚にのぼる。張り替え技術を持つ齋藤代表と1、2人のスタッフが軽トラックで出向き、荷台を使って作業する。1枚にかかる時間は10分前後。その間、体調や生活、地域の様子など、依頼者と話しをすることもあり、見守りの役目も果たしている。
7月17日に訪れたのは90歳と85歳の夫婦が暮らす家。依頼者は「家を建てた後にオイルショックがあり、40年間張り替えていなかった」と、生まれ変わった網戸を眺めて目を細めた。
人気のため、来年は対象年齢の引き上げも検討せざるを得ない状況というが、網戸を通じた見守りは今後も善行地区に広がっていく。
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郡の中心から商業の街へ「長後」5月3日 |
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