普段は公開されていない旧稲元屋呉服店に展示された佐々木薫さん（左から２番目）の作品を眺める人たち。時間が合えば、アーティストから直接話を聞くこともできる
旧東海道・藤沢宿を舞台に10月中の土・日・祝日、「藤沢今昔まちなかアートめぐり」が開かれている。
同地区にある歴史的建造物などにアート作品を展示し、多くの人に見てもらうことで、遺構や景観の保全の必要性や活用の可能性を伝えるイベント。今年は白旗神社、弁慶塚、旧鎌田商店蔵、旧稲元屋呉服店、石曽根商店、有田家が会場で、初日の４日から会場を巡る多くの人の姿が見られた。
アーティストとして参加しているのは海外からのゲスト２人を含む13人。それぞれが９月下旬に各会場の雰囲気に合わせた美術作品を飾り付けたという。
同イベント実行委員会の伊東直昭代表は「藤沢には美術館や博物館がない。その中で藤沢宿は歴史の礎。この機会に地域に残る文化的なものを地域の人に見てもらいたい」と話している。
時間は午前10時から午後５時。旧鎌田商店蔵でスタンプラリー用紙がついた６会場の地図をもらうことができる。
詳細は伊東さん【携帯電話】０９０・１２１２・４４１５へ。
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