藤沢市教育委員会は12月11日、2014年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を市のホームページで公表した。
学力テストは、小学校6年生と中学校3年生を調査対象に4月に全国で行われ、市内では35小学校、19中学校の全校で実施された。調査は、国語、算数・数学の2教科で藤沢市の平均正答率は、全国平均に比べ、小学校が「やや下回っている」、中学校が「やや上回っている」という結果になった。
最も全国平均正答率との差が大きかったのは、小学校の国語の活用力を見る「国語B」で、平均よりも5・3ポイント低い結果だった。公表された資料では、「文章を読み、自分が考えたことを書くこと」に課題があり、また「二つの詩を比べて読み自分の考えを書く」の記述問題において無回答率が高いなどが指摘されている。
市教委は、調査が行われた教科について「昨年と大きく変化している所は見受けられない」としながらも「自分の考えを他の人に説明したり、文章を書いたりすることが難しいと感じている児童生徒が多い。発表や発言をする機会を増やして、授業づくりの工夫をしていきたい」と話した。
また、今年度から認められるようになった学校別の成績の公表については、「学校間の競争意識をあおることになる」ことを理由に、行わなかった。
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