タウンニュース藤沢編集室では元旦号に続いて、藤沢市のまちづくりや教育について鈴木恒夫藤沢市長に聞いた。
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―藤沢駅公共空間や北口デッキなどの再整備がスタートした。駅周辺商店街のかつての賑わい創出に向けた具体策は
藤沢駅周辺の再整備については、昨年10月に「藤沢駅周辺地区再整備構想・基本計画に基づく事業計画案」として、今後10年間に本市が計画的に行う基盤整備事業を公表した。
具体的な事業内容としては、駅周辺では、北口デッキ全体のリニューアルを予定しており、明るく新しく生まれ変わった駅前と感じられるよう、エスカレーター等の昇降設備の設置や段差の解消、デッキ全体のデザインや照明の演出等を検討している。来年度には、デッキリニューアルに先行し、さいか屋西側にエスカレーター等を設置する予定となっている。また、北口通り線についても現在、開通に向けた取り組みを進めている。
一方、駅周辺整備の根幹となる駅舎改修については、小田急改札の橋上化並びに、南北自由通路拡幅を中心に、JR・小田急等交通事業者と具体案の合意に向けた協議を進めているところ。また、駅南口ではデッキの新設や駅前広場の改修等を行い、併せて地下道のリニューアルを行っていく予定となっている。
藤沢駅周辺商店街では、各種イベントや、藤沢商工会議所と商店街、大型店が連携して抽選会を実施するなど、駅周辺商店街の特色を生かした事業を展開している。今後、藤沢駅周辺の再活性化をめざして再整備事業の推進と併せた駅周辺商店街の活性化への取組も重要となってくる。市としては今年度、基礎調査を行い、来年度以降に藤沢駅周辺商店街のにぎわい再生に向けたグランドデザインを商店街と共に検討したいと考えている。
―辻堂に「Fujisawaサスティナブルスマートタウン」がオープンしたが、この街に今後どのようなことを期待するか
Fujisawaサスティナブルスマートタウン(FSST)については、昨年3月から入居が始まり、すでに100世帯を超える方が暮らしている。
最終的には1000世帯3000人の街となるが、この街では計画段階から、環境負荷の軽減、エネルギーの効率化等、新しい形のエネルギーマネジメントの仕組みづくりを街全体で取り組んでおり、これからの街づくりの先導的なモデルになると思っている。この街に住む人だけではなく、多くの方々へのサービス向上や新たなライフスタイルの実現にも資するものと期待している。
―中学校2校で中学校給食の試行が始まったが、評判は。また、今後全校で実施をしていくのか
中学校給食については、試行的に昨年11月から善行中学校と湘南台中学校の2校で開始した。
開始してから3週間後に、2校の全生徒にアンケートを行ったところ、給食を利用したことのある生徒は約48%で、今後利用したいと答えた生徒も50%を超えており、生徒たちからは好評を得ていると思う。
今後については、試行期間が2016年3月まであるので、その期間に試行校を増やしながら、生徒、保護者、学校からの意見に基づき改善を図り、より良い中学校給食を実施できるように進めていきたい。
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