全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会の「全国大会」が1月16日と17日の2日間にわたって、藤沢で初めて開催された。会場となった藤沢市民会館には、日本各地から延べ500人が集い、先駆者や実践者の実例などを通じて、介護のあり方などを学んだ。
開催を記念して、16日には藤沢市小規模多機能事業所連絡会が主催となり、シンポジウム「湘南発!若手が実践する新しい介護のカタチ。小規模多機能と自宅で最期まで暮らす地域づくり」を実施。約300人が集い、講演に耳を傾けた。
地域密着型の介護サービス「小規模多機能」の仕組みやその人らしく在宅で暮らし続けるための介護について解説されたほか、亀井野で施設を運営する加藤忠相さんが実践例を発表。加藤さんは、「認知症のおじいちゃん、おばあちゃんを被介護者にするのではなく、社会資源に。管理するのではなく、一緒に自立支援や社会参加することが大切であり、それが小規模多機能のあり方」と語った。
第2部のパネルディスカッションでは、介護従事者をはじめ、市介護保険課、医師、子育て主婦、学生らがパネリストとして登壇。「近所の子どもが気軽に立ち寄れる小規模多機能の場もあり、高齢者が子どもの面倒を見てくれるなど、ワーキングママの受け皿になり得る」「こんなに魅力的な介護現場もあることを伝えていくことで、もっと若手従事者が増える」などと、それぞれの立場で介護の可能性や地域づくりについて活発な意見を交わした。
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