シラス漁が3月11日に解禁となり、江の島沖では「船びき網」での漁が本格化し始める。
連日の強風のため、13日からシラス漁をスタートさせたという堀川網(葉山一郎社長)は14日、日の出前の早朝6時前に片瀬漁港を出航し、漁港から約1・5Km地点へ。魚群探知機でシラスの群れを見つけた漁師らは、目印の赤いブイを投げ込みマーキングし、100mのロープに「あらて」と呼ばれる約150mの網をつないだものを海に放ち、船を旋回。シラスの囲い込みが終わると、網を引き揚げ、捕獲したシラスを氷水の入ったバケツに入れていた。その後、小さなざるに移し替え、ピンセットを使いながら、ほかの魚やごみ、はらわたのあるシラスなどの選別を行った。「はらわたは苦みがあるし、見た目も美しくないから、この作業が大切」と語り、透明で透き通った上質なシラスだけを直売するという。
当日の水温は約11℃と低かったため、シラスの量は約10kgと少なめ。水温が上がる4月上旬には、大漁が期待できる見込みだ。
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