市内の開業医・勤務医らで構成される(公社)藤沢市医師会の新会長に就任した。設立68年、会員数は約500人と県内では政令市に次いで大きな規模となる会をまとめていく。「医療を取り巻く社会環境の激変を乗り越え、更に新たな展開を切り拓いていきたい」と抱負を語る。
医師会の役割は、医学医術の発達普及と公衆衛生の向上を図り、市民が健康で明るい日常生活を送れるよう努めていくこと。新会長として、今後取り組む課題へのキーワードに「スポーツ」「湘南ナース」「行政」を挙げた。
市民の健康は医療だけでなくスポーツの役割が大きいと考えている。関係団体との連携や事業推進は、取り組む課題の一つとなる。地域の看護師不足を解消しようと2年前に開校した湘南看護専門学校では、来年3月初めての卒業生「湘南ナース」が誕生する。今後総合支援センターを設け育成強化支援に務めていくことで人材確保を進めていく。また、超高齢化社会に対応するためには「行政」との連携が不可欠という。深く連携し、鈴木市長の掲げる「みんなの希望と笑顔があふれる健やかな暮らしを支えよう」という方針の実現を目指していく。
現在、藤沢湘南台病院の理事長・総院長を務めている。医師を志したのは幼少のころ。無医村に山を切り開いて開院した祖父や、その病院を大きく育てた父の背中を見て「医者になりたい」と決意した。長後で生まれ育ち、現在も藤沢在住。生粋の藤沢っ子。
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