再出発に向け意気込む３人
藤沢発のアコースティックユニット「ＹｏＬｅＹｏＬｅ」。実質２年程度の活動だが、精力的な全国ツアーの結果、各地で根強いファンを持ち、再結成を待ちわびる声も上がっていた。昨夏、周囲の後押しによって１回限りの再結成を機に今年７月にはセカンドアルバム『こぶね』（税込２５００円）のリリースに至った。
「当時は旅をしすぎて、少し疲れてしまった。でも、もう十分休んだから、また活動しようかって」。しかし、結婚や子育て、転居など、それぞれ立場や環境が大きく変化していたため、アルバム作成の時間が作れず、スカイプを使って打ち合わせを重ねたことも。
新アルバムは、児玉さんが主に歌詞やメロディのアウトラインを手掛け、Ｒｙｕｊｉさんと上田さんでアレンジを加えた。「じんわりとしみ込むような音楽になればと思って歌った」と言うように、母になった児玉さんによる歌声や歌詞は子どもたちに語りかけるような優しさがあり、ハートフルな仕上がりに。「曲作りや作詞、アレンジなど、一つ一つ壁を乗り越えて、ようやく皆さんに聴いてもらえることは、かけがえのない誇り」とＲｙｕｊｉさん。上田さんは「３人の調和にこだわり、とても良いバランスに仕上がった。 ぜひ生の音を聴きにライブに遊びに来て」と話す。
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